2000-10-31
 シャープからもようやくMDLP対応の録再ポータブルMD「MD-MT77」が発表されました。基本的な機能としてはMD-MT66の後継のようですが、MD-PCリンク対応と言うことでMD-MT831系の後継ともとれます。しかし今回のMD-PCリンクは「USB接続」と言うことでMT831用のシリアル接続よりも簡単に、そしてシリアルポートが装備されていないノートPCでも使えるようになっています(もちろんUSBポート+Win98以降は必修だと思いますが)このUSB接続MD-PCリンクキットですが、MDへの接続はソニーのPCリンクキットPCLK-MN10と同様にMD-PC間にユニット(USBオーディオデバイス)が存在し、光ケーブルとリモコン端子に接続するコントロールケーブルが出ているものだと推測されます。私としてはUSBケーブル1本で接続できる(本体内にUSBオーディオデバイス機能を含んでいると言うこと)日を待ち望んでいるのですが・・・。
 MD-MT77の見た目感想ですが、今回は妙にまとまりすぎているというか、MT831で完成された据え置き機にも負けないポータブルMDというコンセプトがしっかり感じられるため、派手さは感じられず(私としては)地味な登場になったかなと思います。でも評価することはもちろんあり、本体液晶の2行文字表示、プレイモードシグナルなど「気配り」は良いと思います。またデザインもなかなかです。

2000-10-25
 MD関連ニュースリリースにあるケンウッドの「MDX-G7」ですが、本体内部で一度アナログ変換されながらもUSB接続でPC上の音声を録音できるという画期的な製品と言うことでしたが、この度仕様変更によりこの機能、すなわち「USB経由でPC上の音声をMDに録音できる機能」が削除されました。ただしUSB経由でPC上の音声をMDX-G7のスピーカーで再生させる機能は残っており、またMDX-G7本体には光デジタル入力端子が装備されていますので、PCに光デジタル出力が装備されていれば光ケーブルを用いてPC上の音声を録音することは出来ます。
 USBケーブル1本で楽しめると期待していたのですが、実に残念です。技術的(コスト的な話なども含む)なのか著作権的ポリシーなのか分かりませんが、再びこのようなシステムが登場することを期待します。
 ニュースリリースにはまだのようですが、ケンウッドさんからも新ポータブルMDが登場します。「DMC-M33」11上旬発売予定、充電池+乾電池の併用で63時間、本体薄さ15.7mm、オープンプライスで2万円前後の見込み。他MDシステム一緒に購入できる低価格ポータブルMDと言う位置づけでしょうか。ただしMDLPには対応していません。

2000-10-24
 オーディオエキスポを前にしてか、ポータブルMDが幾つか発売されていますね。ニュースリリースやプロダクツ紹介ページに載る前に店頭に出ている商品などもあり、編集もなかなか進みません。アイワのAM-HX70が出たと思ったら、デザイン違いのHX77(だっけ?)が出ていたり、パナソニックもニュースリリースなし(プロダクツページはある)でSJ-MJ33が店頭に並んだりして。
 でもそんな中、MDLP対応機と非対応機が平行していますね。これが意味するのは単に開発の遅れなのか、それとも音質!?への意地なのか・・・。この辺じっくり聞いてみたいものです。

2000-10-12

 アイワがMP3フォーマットで記録されたCD−R(IS9660フォーマット)をダイレクトに再生可能なポータブルCDプレイヤーを発表しました。これまで国内メーカーではケンウッドがカーステレオで、海外ではそれなりのメーカーがデッキ、ポータブルで展開していましたが、ポータブルとして国内では有名どころ!?では初ではないでしょうか?
 気にならない!と言えば嘘になるので取り上げていますが、ディスク1枚で10時間以上の収録はMDにとってはそれなりに驚異であります。アルバム10枚収録しておけばディスクチェンジと言う煩わしさからは解放されます。が、乾電池交換という煩わしさからはまだ解放されないようですね。MP3フォーマット再生時は5時間しか持たないようなので・・・。
 基本的に目的など違うので、それがMDに取って代わるということはないと思います。自分的にはCD-Rを利用してポータブルCDで楽しんだことはありましたが、やはりかさばるのとディスクに傷が付いてしまい(扱いが乱暴というか、ディスクが剥き出しで鞄の中で転げ回ったりして)音飛びなどが多発して結局MDに戻ってしまいました。コンパクト&カートリッジに入ったMDはやはり便利という手前味噌のまとめでした。お粗末。

 MDS-DL1が14,800円の件で問い合わせが何件か来ており大変好評です(笑)売っているお店は十字屋と言いまして秋葉原のミツウロコビルの1階にあります。具体的には秋葉原駅電気街口の改札を出て左側(右は広場がある)すぐに目の前には「サトームセン」があり、その右が「ラジオ会館」そしてそのさらに右が「ミツウロコビル」になります。その「ラジオ会館」と「ミツウロコビル」に挟まれたアーケードの中に「SONY」のでかい看板を出している店があります。
 この情報を掲載してから時間が経過していますので、売り切れや14,800円と言う価格では売っていないことも考えられますのであらかじめご了承くださいね。MDS-DL1およびDST-MS9すでに両方とも生産終了品ですので市場流通在庫のみ。購入希望の方は見つけ次第購入することをお勧めします。

2000-10-01
 『もう1台MDS-DL1を買ってもよい』(2000-06-05の日記より)
 実践しました(笑) どこで(インターネット上)見かけたのかは忘れてしまいましたが、秋葉原のラジオ会館下のソニーショップでMDS-DL1が19,800円(厳密には値段は覚えていなかった)というのを思い出して、昨日別件で秋葉原に行った際に見てみると「特価:14,800円」の文字が・・・。これは正しく買ってくれと言わんばかりの値段ではないかぁぁぁぁ!だってだってだってさぁ、横浜のソニーショップでも34,800円の値段なのにさらに2万円も安い!もうMDS-DL1にメロメロな私は一瞬悩んでしまったが(こんなに安くていいのか?とか、持ち合わせあったっけ?とか)もうこれ以下の値段にお目にかかることはあり得ない(私が)ということで購入決定!2台目のMDS-DL1とあいなりました。一緒に行った友人にも勧めましたが、ちょっと悩んでいました。そこで一発!「お前さぁ、ディレクTVの移行でMS9を貰ったんだろ、まぁD-VHSとの連携という目的は達成できたけど、このMDS-DL1だってMS9と連携して、たとえばスターデジオだと英数半角カナはもちろん、漢字タイトルも一緒に記録してくれるぞ!これ以外のMDデッキには出来ない芸だ。どうする?」そしたら購入を決断してくれたようです。生産終了マークが付く前に購入できて何よりでした。

 それにしても堕ちていくのは本当に早い・・・。この前MDS-JB940を購入してMDLK-MN10を購入。そして2台目のMDS-DL1。いったい私は何をやっているんだろうか?しかも使い方を言うと他のユーザさんに怒られそう。録音は結局MDS-DL1の乾電池駆動でやっています。せっかくのJB940ですが、録音に関しては個人的にはDL1乾電池駆動に軍配が上がりました。そして再生はケンウッドのMD-9090を使用。これまたJB940よりも低音が安定しており気に入っている。それでは何のためのJB940なのかぁ!ってことになると・・・編集用・・・MDLP互換対策・・・あぁぁなんてもったいない使い方なんだぁ!

 コンテンツとして「MD World」を仮営業しました。Minidisc.orgの日本語化やいろいろなMD情報を掲載していく予定です。新規追加としましては一身上の都合で閉鎖してしまったMIMURO氏のページをMD情報に限って復活させました。リファレンスクラスのMDデッキに興味がある方は参考にしてみてください。なおこのページに関してはご質問の場合は私(ぷわりす)宛にお送りください。