2000-07-31
 風邪を引いてしまった。原因は先週の健康診断のせいだと思うぞ。冷房のあたり過ぎや夏バテ気味で体力的には低下しており、健康◎ではないが特に悪くもない状態だったのに、健康診断で病院に行って何かしら持って帰って来ちゃったんだろうね。まぁ変なものでなくて良かったが。なので結構鼻ズルズルの冷房で寒いのって辛すぎ。でも暑いのはこれまた辛い。長引くかな?

 パナソニックの新ポータブル録再機SJ-MR200が発売されているようですが、今回の土日は上記の理由で外出してなかったので確認できなかった。とりあえず今日の帰りがけにでも覗いてゆこう。MDLPモードには対応していないものの、H.D.E.Sにはやはり魅力を感じますが、再生機としての性能が十分なのかが気になりますね。ここ数年のポータブル機は低電力お陰で再生時間は延びたものの、再生音のパワー不足による芳しくない音質が気にはなっています。リチウムイオン充電池は使っていただきたい、でもコストの面からはやはり不利・・・。難しいですね。

2000-07-24
 暑い、暑すぎる!横浜にぶらっと行くにも徒歩+電車では徒歩中に汗だらけになってしまうので、ついつい車で移動。駐車代をデパートの買い物でカバーしようとも、そうあるわけではないので現金決済で結構負担に。

 MDLPモード対応ポータブルMD、ビクターXM-P2000ですが、かなり大きいですね。とりあえずATRAC&ATRAC3デコーダを詰め込んだ感があるのが否めませんね。後は見ていただいたとおりの再生時間。これは半導体オーディオとの共通な問題なのでしょう。
 前回は後ろ向きな意見でしたが別の見方で、MDLPの登場はATRAC3において同等音質という中、「絶対音飛びなしの半導体オーディオ」か「低ランニングコスト、長時間、それなり耐震のMDLP」かという選択が新たに生まれました。半導体オーディオでLP2の再生時間(160分)を実現するためには128MBのメモリーを必要としますが、現状は存在しなく仮にあっても4万円前後と推測されます。MDの場合は1枚120円前後となっており、コスト的なアドバンテージを見せています。MDの延命策といわれる方もいますが、それはそれで正解です。が、低単価な記録メディアの有効利用とも考えられます。
 LP4ですが、やはり音楽用にはかなり厳しい品質だと思います。そうなると会議、講演録音用の情報収集ツールとしての役割がクローズアップされますが、よく言われる「U-TOCの破壊」の危険性がかなり大きくなります。U-TOCは基本的に録音終了後記録されるためそれ以前に障害があった場合かなりの確率で録音ミスが起こり、大切な記録がパーってことが起こります。これは現行のATRACでも言えることで、修復は基本的に不可能になります。これを回避するためにもU-TOCのレジュームの強化やバックアップ機能をポータブル録再機には是非とも搭載していただきたいですね。私もビジネス用途に結構MDを進めたりしていますが、一番気になる点なのでメーカー様にはお願いしたいところです。

 昨日の特命リサーチですが、嫌いではないのですが相変わらずの情報伝達方法には疑問が残りますね。(問題意識を高めるには役立ちますが)で、MDがダウンサイジングの例として上げられていたが、CDからMDになったところで失われる音楽としての情報(量)は変わらないのでは?(デジタル情報量としては逆に減ってるし)まぁMDLPの場合は1:2の関係になるので失われる音楽としての情報量は多くなるけど。さらに矛盾しているところでCDのバックアップとしてMD使ってるし(CD-Rも使っていたけど、2世代以降のバックアップは考慮していないし)、MDもそうだけどDVD-RWを使って劣化なしみたいな風に行っているのにはちょっと・・・。本当は著作権などもふくめて深く考えなくてはいけないのに「バックアップ」という簡単な言葉で片づけているところはちょっと問題です。

2000-07-19
 発表されましたのでネタにします。MDLPモードMD!
 これを素直に喜ぶべきなのか、正直複雑な思いです。第一印象は半導体オーディオまたはMP3フォーマット再生可能なCDプレイヤーへの牽制球なのかな?ということです。MDとMS(メモリースティック)の融合性に関しては昨年10月の日記で触れていましたが、MDのサブフォーマットとしてATRAC3を入れ込んでしまうのはちょっと驚きです。2倍モードでネットワークウォークマンと同等音質で最長160分のステレオ録音が可能、4倍モードで・・・考えたくないです。
 MDの音質に関してはいろいろ言われ、すったもんだもありましたが、それなりに音質向上を目指してTYPE-R、ARTIST-SYSTEMやH.D.E.S.などが開発され、普及機やポータブルにも利用されはじめて手軽により高音質を楽しんでいただけるのは嬉しく思います。しかしこのLPモードはその逆を進んでいます。いや、それが悪いことだとは思いません。何しろ長時間再生が欲しいという需要があるのは事実であり、それを実現するのにATRAC3を活用するのは十分だと思いますが、しかしできることなら高音質モード(低圧縮モード)もいっしょに実現して欲しかったです。ただ非圧縮モードは80分ディスクで16分程度しか録音できないのでこれは私としては必要ないと感じています。ライバルであるPASC方式だって四分の一圧縮にもかかわらずとてもいい音に仕上げることができており、80分ディスクなら理論上64分ぐらいは録音できるはずです。
 MDは単なるゼネラルオーディオで終わってしまうのか?それとも・・・。今回はかなり後ろ向きな感想になってしまいましたが、これが正直な気持ちです。

 いやぁ、かなりつまらない文章になってしまった。というのも裏でダークフォースか、それとも単なる黒毛の馬で終わってしまうのか謎なメディアである三洋の「iDフォーマット」のデジタルカメラが今年中に発売されると言うことで、用途は違うにせよMD-DATA2以上の容量を持つMDより小さいメディアが動き出したことに起因します。こちらもMD-DATA2同様音楽専用への利用は今のところはありませんが、可能性は十分あります。とは言ってもユーザ第一の製品展開をしていただきたいものです。極端な非互換規格乱立と無意味なモデルチェンジはユーザにとって無益であり損です。

2000-07-08
 MD2000(MDW74Z)発売!フライング発売ですが早速購入しその実力を検証。まずはシェルですが、マグネシウム合金のシルバーが格好いい!全部がマグネシウム合金かなと思っていましたが、アッパーシェル(2杯張り合わしの正面)のみで、裏面はポリカーボネイドだったんですね。ちょっと勘違い。(ニュースリリースにそう書いてあった・・・見落とし)そして重量感ですが、普通のよりかは重いが、XA-PROよりかは軽いという中間です。
 さて音質ですが、中低音の表現力がすごい。ボーカルはハッキリ聴きやすく、低音もBASSオフにも関わらずしっかり響きます。(低音の響き具合は再生環境によって結構差があります)高音に関しては控えめな感じですが、無理をしていないと言う感じです。また立ち上がりの速い音やサ行の音に見られる歪み感も極めて小さく、XA-PROでもそれが気になっていた音楽では、違和感無く聴くことが出来ました。全体的な感想はしっかり腰を据えたとても聞きやすい音にまとまっています。まぁ確かに高額を支払って得るものがなければMDその時点で「終了」ということになってしまいますが、結果は十分OKということになるでしょう。ただ、やはり大問題はこの価格です。カジュアル感が強いMDに1枚2800円(実売2480円前後)は誰が考えても高すぎます。ここまでしないとやはりMDは・・・ということになってしまいます。プレミアム、話題提供という次元では個人的にはOKですが。

 パナソニック「Will MD」(たぶん1番の)、ソニーMZ-E800シルバー以外の2色の発売を確認しました。(秋葉原にて)MD2000は秋葉原ラジオ会館4Fサトー無線テープ販売所、ヨドバシカメラにて発売を確認しています。売価はどちらも2480円ですがポイント還元があるのでヨドバシの方が安くはなります。

 ところで、「S/N:000777」は市場には出ているのでしょうか?ニュースリリースの写真「S/N:000001」はたぶん門外不出
だと思うのですが・・・。とりあえず、シリアルナンバー売買は掲示板では行わないように!<企んでいるのか???

2000-07-05
 昨日の雷雨、自分の仕事場(神奈川:厚木)では「あぁー光って鳴ってるぅ」てな感じだったが、ニュース見てびっくり!都心ではとんでもないことになっていましたね。某番組でも言っていましたが、水害にはくれぐれもご注意ください。
 そんな中、 テクニカルラボに実験というか調査報告を2編追加しました。ATRACのエンコード結果の統一性ですが、現段階ではエンコードの度に結果が異なると言うことが分かりました。デコード(再生)に関しては同一トラックに限り常に同じ結果を生成しているので、音質(音)の差は再生デッキの品質に依存していますが、やはりエンコード(録音)に関してはATRACを中心としていろいろな要因が複雑に絡み合っていることが予測でき、「録音が命」ということが改めて分かりました。なおこの調査結果はデータ的に少ない(偏ってる)部分がありますので、追って追加します。
 もう一つはSCMSの動作確認です。デジタル接続で録音したMDをマスターとしてさらなるデジタル接続での複製が規制されるSCMSですが、このSCMSの情報の元がMDの何処にあるかというとやっぱりU-TOCでした。基本的には分かっていたことなのですが、ふと「アナログ接続」で録音したトラックと、「デジタル接続」で録音したトラックの「結合(Combine)」について考えていたときに、生成されるトラックは「デジタル接続で録音された扱いになる」というの思い出し検証することに。(ただこのような結合は現行機では出来ない、エラーになる場合があるのでご注意を)で、その結果ですが、例の技を使いデジタル接続で録音したディスクを「アナログ接続で録音したんだよ」と誤魔化したら難無く(本来規制されるべきディスクの)デジタル接続での複製に成功。この辺ディスクメディアの特徴というか、TOCのような集中情報管理しているメカニズムの面白いところですね。なお、実験等に関して試される場合は自己責任でお願いします。またSCMS解除方法とかのご質問はご遠慮ください。