2000-05-24
 仕事がいきなり山場を迎えてしまって・・・。
 再生専用ポータブルが数機種発表されていますが、録再ポータブルの動きがありませんね。売り場等を見て予測できたことは、ミニミニコンポもしくはパーソナルシステムが正直安くて、録音はこれらを使用して野外で聞くための再生専用機の需要が多くなっているということだと思います。確かにWデッキのパーソナルシステム(F200)が3万円後半の値段で、録再ポータブルの値段に+αするだけでCDやらラジオやらがくっついてくるのだから大変コストパフォーマンスに優れています。
 またMDデッキもおとなしいというか、新製品はほぼありません。まぁ極端に数発売されたり、変わってもらっても困るのですが。私的にはフルサイズデッキよりもソニーのMDS-PC2のようなコンパクトなデッキの方がMDらしくて好きです。パソコンリンクという付加価値からもパソコンサイドに簡単に設置できる方が良いわけですが、あまりにもコンパクトにするとポータブル録再機と差別化できなくて意味無いじゃん!って感じになってしまいますね。ところでテクニクス(パナソニック)のMDデッキってまだ店頭で見たこと在りません。売っているはずなのだが・・・。

 さてまとめると言いつつもほぼやっていないMDS-DL1の乾電池駆動の話ですが、その後いくつかのCDをそのようにして録音したのですが、本当にすごいんです。はじめてMDの音質でゾクゾクってしました。たとえば小柳ゆき「愛情」のさびの最後の歌詞「True heart」の
この「ハァート」と伸びる部分が今までのMDシステムでは味わえないぐらいクリアで安定した奥行きのあるとてつもない音を表現しています。さらにこれがポータブルで味わえてしまうのだからビックリです。ポータブルはヘッドフォンアンプ貧弱なのは承知していますが、それでも違いがハッキリするのはMDS-DL1の乾電池駆動の効果が大きいことを表していると思います。(参考:再生機MD-MT831/ヘッドフォンMDR-Z900)
 高級デッキの音質は欲しいが予算が・・・と言う人はぜひMDS-DL1を検討してみてはいかがでしょうか?ただし、パソコンリンクはi-Linkなので対応しているソニーコンピュータ「VAIO」を所有している必要があります。また乾電池駆動の場合は自己責任で行ってください。

2000-05-09

 GWも終わり、夜更かし朝寝坊(昼過ぎ)の毎日のつけで昨日の早朝まで眠りにつけず、「今日1,2時間しか寝てないよう」というみなさんお元気でしょうか?といって別に眠くはないんだけれども、怠くて怠くて仕事する気が無いのはいつものことです。夏休みが待ち遠しいです。

 久しぶりにMDS-DL1の話題を。DL1に関しましては昨年の6月の日記で書いていますが、ここに来てこいつが本当に「逸品」であることが分かりました。MusicLinkも終了で基本的にはi-LinkでPC接続可能な単なるMDデッキに成り下がっていた今日この頃でしたが、当掲示板でも書き込んでいただいているTS氏より「MDS-DL1の乾電池による駆動」についてのレポートを頂きました。DL1自身の電源がACアダプタであるため、本体の改造無く電池ボックス&電源プラグのみ用意すれば電池駆動出来ると予想はしていましたが、やはり出来るようなのです。レポートを受け取った後、閉店間際の東急ハンズに駆け込み、上記パーツを購入していざ実験、そして「成功」とたわいもないことなのですが、本題はここからなのです。ちなみに本体要求は9Vですが、アルカリ乾電池4本の6Vで動作します。

 そりゃぁー電気さえ用意できれば駆動するのは当然に近いのですが、ACアダプタ使用時とアルカリ乾電池使用時では、「アルカリ乾電池」使用時の録音の方が驚異的に音質が向上するのです。TS氏も驚かれていましたが、私も驚きました。音全体のノイズ感の低減により音の輪郭がはっきりし、奥行きも感じられ表現力がかなり増しました。この乾電池使用時に録音したディスクは他の再生装置でも同じように表現力の良い再生が可能です。この違いは何となくではなく、「はっきりとした違い」です。「電源と音質」はよく論議されていますが、「影響がある」と言うことを実感いたしました。DL1、ますます惚れ込んでしまいました。

 今回は簡単な報告ですが、上記の結果が乾電池によるものなのか、6Vであることによるものなのかまだ掴めていませんので、詳細な実験レポートとして報告したいと思います。